各材質の特長
洋銀(ニッケルと銅の合金)

- 銅、ニッケル、亜鉛の合金。フルートに使用される材質としては最も軽い金属ですから、初心者にも最適な大変吹きやすい材質です。
明るく輝く音質が特長です。
対応モデル
銀

- 演奏表現をもっと深く、音色に変化をつけたい、音の伸びや安定感が欲しいという方には銀製フルートへのアップグレードをお勧めします。
重厚で深く柔らかい音質、豊かな音色の変化などの特長は、「銀はフルートの代名詞」とも言えるほどの材質です。
対応モデル
金(9K)

- その名の通り、9/24の割合で金が銀と銅と共に配合された、最も繊細なバランスで構成されている金属です。フルート1本の総重量としては総銀製よりも軽いために、その反応の良さや音の明るさは全ての材質の中で最も抜きん出て優れているという評価が圧倒的です。
それは、愛好家やプロを問わず、女性や比較的高齢の方からの絶大な支持が実証しています。
対応モデル
金(14K)

- 最も理想的な金配合バランスだと言われる14Kです。滑らかな音のつながり、クリアな立ち上がり、豊かな空間振動は聴く人を圧倒する表現を実現します。
多くの名フルーティスト達が信頼し愛用する事実がこの材質の確かな優位性を証明していると言えるでしょう。
対応モデル
金(18K)

- 楽器を吹いているという感覚を忘れさせるような滑らかさと心地良さは、この18Kの最大の武器でしょう。
その上に、輝かしいだけではなく、艶のある明るい音もこの材質の特長です。
対応モデル
金(24K)

- 言葉では表現し難い独特の滑らかな音色が空間全体に豊かな響きとなって広がっていきます。表現の限りない可能性を追求することができる豊かなキャパシティとそれが吹き手に与える充実感は、純金ならではの魅力です。
対応モデル
プラチナ/プラチナ プレート

- フルートに使われる材質の中で最も高い密度の材質です。最も大きな特色は、ppp から fff までのダイナミックスレンジの幅広さと、表現力の豊かさです。音の透明感、明瞭さ、音の伸び、密度の高い音質などは、正にプラチナという金属の特長がそのままフルートに反映していると言えます。
対応モデル
管の厚さ
同じ材質のフルートでも、その管の厚さ (管厚) によって、その材質の持っている音色の特長が微妙に変わります。
一般的には、管厚が薄いものは軽くて明るい音色で、厚いものは重厚な音色になると言われています。
銀製および9Kのフルートで、ライト (Light) とヘヴィー (Heavy) の2種類が選べるようになっていますが、
さらに、銀製のSRモデルの場合には、それに加えてエクストラ・ライト (Extra Light) という管厚が用意されています。
材質の比重(密度)
比重(密度)は音のダイナミックスやヴォリュームのキャパシティを拡大させ、音を遠くまで響かせる点での重要な要素となります。ただし、比重の高い材質になるほどその特性を活かすための、安定した息の支え (胸のシリンダーと横隔膜のピストンを充分にコントロールする) が必要となります。